主訴から引く眼瞼疾患診療マニュアル (MB OCULISTA no.70)

主訴から引く眼瞼疾患診療マニュアル (MB OCULISTA no.70)

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商品詳細

患者の主訴から眼瞼疾患を考える診療マニュアル。
日常診療ですぐに役立つ知識をエキスパートが基本から徹底解説します。
眼瞼疾患をこれから学ぶ先生方にもお勧めの一書です。

1.眼瞼の基本的事項根本 裕次
眼瞼疾患の診療をする際に必要な解剖学的用語や機能などの基本的事項を示す.眼瞼は繊細な面が積み重なった層構造をしており,運動による眼瞼の形態変化なども生じる.
2.開きづらいI(スクリーニングと偽下垂)根本 裕次
「まぶたが開きづらい」疾患の鑑別法の基本と,偽下垂および腫瘍性疾患などの診断,治療法の概要を示す.誤診することがあるので十分な注意が必要である.
3.開きづらいII(眼瞼下垂)今川 幸宏ほか
小児と成人の眼瞼下垂に分類し,先天眼瞼下垂,腱膜性眼瞼下垂,外傷性眼瞼下垂,筋原性眼瞼下垂,神経原性眼瞼下垂について述べる.
4.開きづらいIII(けいれん・まばたきが多い)南雲はるかほか
見逃されやすい疾患として眼瞼痙攣,また眼瞼痙攣と鑑別が必要なミオキミア,顔面痙攣,閉瞼失行などについても解説する.
5.逆さ睫毛(眼瞼内反・睫毛乱生)中山 知倫ほか
眼瞼の前葉と後葉のバランスが内反症の病態に重要であり,病態に沿った手術治療をするためには,眼瞼の解剖を熟知しておく必要がある.
6.閉じにくい・乾きやすい(眼瞼外反・兎眼・瞼裂開大)田邉 美香
「まぶたが閉じにくい・乾きやすい」という主訴の背後には,眼窩内疾患による瞼裂開大,顔面神経麻痺や下眼瞼外反症による兎眼などの可能性が潜んでいる.
7.腫れとむくみ(麦粒腫・霰粒腫・眼瞼浮腫)
久保田敏信ほか
眼瞼に炎症が起こったときや周囲の眼付属器から眼瞼に炎症が及ぶとき,眼瞼は腫れる.炎症によって眼瞼の腫れをきたす疾患とその類似疾患について解説する.
8.できもの(良性腫瘤・悪性腫瘤)江口 功一
眼瞼にできる「できもの」を鑑別する.色と表面の形状で「できもの」を診断する.命にかかわる悪性腫瘍を見逃さず,迅速に対処する.
9.眼瞼の美容トラブル大倉萬佐子
近年「目ヂカラ」を上げるメイクが大流行しており,手術の他,多様な化粧法なども存在する.それら美容的な方法,生じうる眼障害,使用上の注意点などについて述べる.
10.眼瞼とその周辺部のきず治療村上 正洋
眼瞼は開瞼閉瞼機能のみならず,整容的にも重要な部位である一方で,外傷によりいったん障害が生じると,修正手術が極めて難しい部位でもある.よって,小さな挫創であっても慎重な対応が必要となる.

商品仕様

出版社 全日本病院出版会
発刊年 2019年1月