発達障害者(児)の眼科診療 (MB OCULISTA no.40)

発達障害者(児)の眼科診療 (MB OCULISTA no.40)

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商品詳細

日常診療にすぐに役立つテーマを、1号1特集に徹底した、眼科分野の「新雑誌」!

編集主幹/村上 晶・高橋 浩

日常の眼科診療で発達障害を見逃さず、適切な診断・治療・指導を行うことは患児の将来にとって極めて重要です。
全ての眼科医に知ってほしい発達障害の基礎から臨床までを詳説。



神経発達障害の概説

 
御牧 信義
神経発達障害に関するDSM-5診断の主要な改訂点を知り,対応として疾患そのものの治癒が目標ではなく,生活の質の改善を目指す視点が大切であることを理解されたい.
視覚の発達について川端 秀仁
視覚機能は初期感覚である固有受容覚,前庭覚,触覚などの情報と統合されながら,皮質下の無意識な反射的反応から意識的な皮質視覚へ発達する.
発達障害児の眼科診療のコツ富田  香
発達障害児の特徴を踏まえた,診察室の環境設定と検査方法の選択が大切である.検査順序の提示,検査終了の明確化,押さえつけての検査はしないことなどがポイントである.
視機能評価について守田 好江
読み困難と視機能不良について,日米の経験をもとに早期発見・早期支援を狙いとする視機能スクリーニングの重要性と検査方法について述べた.
LD,ADHD,ASD,dyslexiaについて川端 秀仁
発達障害は小児科で診断されるが,眼科医としても,発達障害児の持つ特性をよく理解し視機能改善にあたる必要がある.
Down症候群の眼科診療羅  錦營
Down症候群の原因である21番染色体の過剰から多くの医学的特徴を引き起こす.眼科従事者が把握しなければならない事柄を解説し,手術治療内容と最新のOCT検査結果も記述した.
重症心身障害者(児)の眼科診療唐木  剛
中枢性視覚障害を有する重症心身障害児とアイコンタクトによるコミュニケーションをとるためのノウハウを理解していただき,関係者に広く普及させてほしい.
発達障害児の眼科診療における他領域との連携について松久 充子
発達障害児の早期支援は,児の生涯にとって重大なことである.このための地域医療教育連携の輪に眼科学校医が加わると早期発見と支援に大きな力となり得る.
発達障害児の治療―小児科の立場から―下平 雅之
一般病院小児科の小児神経内科外来における発達障害児への診察と対応を示す.
発達障害児の学習支援簗田 明教
読み書きに苦手さを持つ児童の中には,視知覚や視覚認知の問題を併せ持つ児童が存在する.視覚認知療育の基礎課題やその療育法,発達障害児の視覚認知面の弱さについて対応を示す.

商品仕様

出版社 全日本病院出版会
発刊年 2016年7月